標幽賦

凡刺者、使本神朝而後入、既刺也、使本神定而気随、神不朝而勿刺、神已定而可施。 およそ刺す者は、本神を集めさせれば而して後に入れ、そのうえで刺す也。本神を定させれば而して気が付随し、(本)神を集めずにしてこれを刺さず、(本)神が定まればこれを…

拘攣閉塞、遣八邪而去矣、寒熱痺痛、開四関而已之。 拘攣は閉塞、八邪を遣れば而して去り、寒熱痺痛は、四関を開けば而して之を已す。 拘孿者,筋脈之拘束,閉塞者,氣血之不通,八邪者,所以候八風之虛邪,言疾有孿閉,必驅散八風之邪也。 寒者,身作顫而發…

循機捫而可塞以象土、 機捫を循環させ、而して象土をもって塞ぐ 循者,用手上下循之,使氣血往來也。 機捫者,針畢以手捫者,針畢以手捫閉其穴,如用土填塞之義,故言針應土也。 ここのフレーズは楊継州の注釈を見て行かないと何を言ってるのかも良くわから…

観夫九鍼之法、毫鍼最微、七星上応、叢穴主持。 九針の法を観るに豪針は最微、七星の上に応じ、叢る経穴を主持する 言九針之妙,毫針最精,上應七星,又為三百六十穴之計 古代九針と呼ばれる一連の中でも豪針が最も優れていて、それは北斗七星のように絶対で…

軽滑慢而未来、沈渋緊而已至 軽く滑りあなどると而して未だ来ず、沈み渋く緊張すると而してこれ至る 輕浮,滑虛,慢遲,入針之後,值此三者。 乃真氣之未到,沉重,濇滯,緊實,入針之後,值此三者,是正氣之已來 刺鍼の後の針の状態より気血の状態を知る基…

要識迎随、須明逆順。 迎随を知る事を求めれば、須く逆順を明らかにする事 迎隨者,要知榮衛之流注,經脈之往來也。 明其陰陽之經,逆順而取之,迎者,以針頭朝其源而逆之,隨者,以針頭從其流而順之,是故逆之者,為瀉為迎,順之者,為補為隨,若能知迎知隨…

春夏痩而刺浅、秋冬肥而刺深。 春と夏と痩せているものには浅くさし、秋と冬と肥えているものには深くさす 經云:病有沉浮,刺有淺深,各至其理,無過其道,過之則內傷,不及則外壅,壅則賊邪從之,淺深不得,反為大賊,內傷五臟,後生大病。 故曰: 春病在毫…

前回標幽賦を少し訳してみると書いたが、単純に何が書かれているのかだけを見るのであれば、どこまで訳す必要が有るのか少し疑問に感じている。実際に書かれている事を表面だけ見て行くのであれば別に訳す必要はないだろうし、内容に踏み込むと、どうしても…